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”お味噌”は便秘にもガンにもいいそうです。

昨日に引き続き、”お味噌”で今日もいこうと思います。

先ほど観たサイトには、”未発酵大豆は体に毒”とあって、ドキッとしましたが、
そのサイトによると、
 ・豆類には外敵から身を守るための植物毒が含まれている。
 ・マクロビオティックでは発酵大豆製品は陽性が多く、
  未発酵大豆製品は陰性が多い。

発酵していない大豆製品とは、
豆腐・油揚げ・厚揚げ・おから・凍り豆腐・大豆ミート・大豆粉・豆乳
・きな粉・枝豆など。

発酵大豆製品は
お味噌、納豆、てんぺ

があり、大豆には外敵から身を守る反栄養素物質(植物の毒)があり、豆類の中で大豆は断トツに多いとのこと。
加熱しても強い働きが残るのだそうです。

マクロビオティックでは、発酵大豆製品は、身体を温める陽性。
未発酵大豆製品は、身体を冷やす陰性。

なるほど、マクロビオティックの観点からしても、お味噌は優秀なんですね。



発酵食品を読むより


味噌の効能が分かる味噌力

味噌汁はお好きですか?私はよく飲みます。

疲労したときは糖分をとるのがよいなんて信じていたときは
ジュースを買って飲んでいました。
しかし、甘いジュースは一瞬、効くのですが、その後に猛烈な空腹感に襲われます。血糖値が上がって下がるからだと思います。
甘いコーヒーも飲んだ直後はすっきりしますが、その効果は長続きしません。

ところが、味噌汁は塩分が補給できることもあるのでしょうが、
疲れが明らかにとれるのです。
 
著者は、渡邊敦光先生。広島大学を退官された先生です。この本は、味噌と健康の関係よりも、もっと踏み込んで、味噌と放射能、味噌とがん、味噌と高血圧、糖尿病、脳卒中など大きな病気との効果効能の関係を教えてくれます。

味噌は放射能から体を守る

渡邊先生は、消化管におけるがん発生のメカニズムを解明しようとしていました。
そこに味噌の研究を手伝ってほしいと依頼が来て、放射線と消化管組織、そして味噌との関係を調べることになりました。
放射線で障害を受けたマウスの小腸腺窩(せんか)が味噌で再生することがわかりました。

放射線を浴びる数日前から味噌を食べていると効果的

放射線を浴びると障害が起き、新しい細胞が生まれなくなってしまうのです。
小腸の表面には絨毛(じゅうもう)という細かい突起があり、その下には、ひたすら増殖を続けている腺窩(せんか)という組織があります。
放射線を浴びると、この腺窩の増殖がストップしてしまいます。
すると、古い細胞はどんどん死んで行くのに新しい細胞が生まれないことになり、腸が傷み、血便や下痢などが引き起こされます。

みそエサを食べていたマウスの小腸腺窩は、普通のエサを食べていたマウスより再生していたのです。
放射線をあてた直後、1日後、2日後にみそエサを与えても小腸腺窩の再生は見られませんでした。
あくまでも放射線をあてる前にみそエサを与えていたマウスだけが放射線による障害をやわらげることができることが分かりました。

味噌はがんから体を守る

味噌は乳がんの発生をおさえる
みそ汁を3杯飲むと、乳がんの発生率を40%軽減することにつながるそうです。
大豆、豆腐、油揚げ、納豆では、この直接的な効果は期待できないそうです。

味噌は胃がんの発生をおさえる
高濃度の塩分は、胃の粘膜を破壊します。
もちろんすぐに修復されますが、それが毎回食事のたびに続くと
胃の粘膜が傷み、胃がんの原因になります。
みそ汁3杯飲むと確かに塩分量は増えますが、ラットを使った実験では、食塩による塩分と味噌による塩分の量を揃えたエサを与えて、
比較した結果、がんの発生率も大きさも、味噌の方がずっと小さくて低かったのです。
この場合も熟成期間が180日のみそがよかったようです。


味噌は大腸がんの発生をおさえる
みそには、前がん病変(がんになる確率が高い組織の異常)を抑制する力と、大腸がんの成長をおさえる力があることがラットの実験によって確かめられています。
みそを多く含むエサを食べたラットは大腸前がん病変になりにくかったのです。
また、大腸がんになってしまった組織について、みそを多く含む
エサを食べたラットは、普通のエサを食べていたラットに比べて
半分くらいの大きさにしかなっていませんでした。
その他、肝がんや早期前立腺がんの発生をおさえる効果があるそうです。

味噌の塩分では血圧は上がりにくい
みその塩分については、食塩感受性のあるラットを使って確かめられました。
食塩感受性とは食塩をとるとそれに応じて血圧が上がる体質のことです。
実験の結果は、同じ塩分濃度のエサを食べていても、塩でなくみそを含んだエサを食べていたラットの血圧は上がりませんでした。

味噌の効果は味噌の色が濃いほどよい
味噌の抗酸化性の強さは、色の濃淡が大きく関与しているのではないかと考えられています。

味噌の色の違いは、熟成期間の違いによることが大きく、熟成期間が長いほどいわゆるメイラード反応によってできる褐色物質、
メラノイジン量が増して色は濃くなっていきます。
メラノイジンは強い抗酸化力を持つことが知られています。

味噌では大豆アレルギーが起こらない

味噌にはたんぱく質が肉と同じくらい含まれていて、たんぱく質はアレルギーの原因になります。しかし、味噌では大豆アレルギーが起こらないのだそうです。

小泉武夫著 醤油・味噌・酢はすごいより

”食物アレルギーは、タンパク質やその分解途中のペプチドでは起こるが、アミノ酸にまで分解したものでは起こらない。

大人はタンパク質を消化管でアミノ酸にまで分解して吸収するが、乳幼児では、消化分解する力が不十分だったり、消化管が未発達のため、アミノ酸まで分解しないままに、
体内に吸収してしまい、アレルギーを起こしてしまう。

アレルギーを起こす原因となる物質をアレルゲンというが、乳児期の三大アレルゲンは、卵、牛乳、大豆である。

大豆に含まれるところのタンパク質の中で、十六種がアレルゲンであることがわかっている。
その中でも最も頻度が高く、約六十五%の人にアレルゲンとなっている成分が発見され、「Gly m Bd 30K」と命名された。

これはダニアレルゲンと共通するアミノ酸の配列を持つもので、
大豆にも存在する。

ところが、味噌、醤油、納豆などの大豆の発酵食品には
このアレルゲンは検出されない。

その理由は、味噌が発酵熟成する間に、タンパク質分解酵素によってこの部分が約三ヶ月で分解されて、脱アレルゲン(アレルギーを起こさない物質)になるからだと考えられている。”

お子さんが大豆アレルギーで困っているお母さんは、長期熟成味噌を買って下さい。
三軒茶屋に八丁味噌を買いに行きました。その時に聞いたのは、
いまどき2年長期熟成させている味噌は八丁味噌くらいしかないよとのことでした。

メラニン色素の合成を防ぐ

メラニン色素はシミの原因になると知られています。味噌が発酵すると、大豆の油が分解されて、脂肪酸とグリセリンになります。
切り離された脂肪酸は、遊離脂肪酸と呼ばれます。

遊離脂肪酸は、皮下でできるメラニン色素の合成を抑制する効果がある。
メラニン色素は、体内のチロシンというアミノ酸から合成されるが、このときに働く酵素の作用を、味噌の遊離脂肪酸が阻害するからである。(中略)

昔から味噌を扱う人は肌がきれいだといわれるのはこのためかもしれない。

味噌のオリゴ糖がビフィズス菌を増やす

大腸に多く含まれるオリゴ糖の「オリゴ」は「少数」という意味で、ブドウ糖、果糖などの単糖類(糖の一番小さい単位)が
少数結合しているものをオリゴ糖という。

人間はこのオリゴ糖を消化できず、大腸まで送る。
大腸内にいる有害な腐敗菌や大腸菌はオリゴ糖を利用しないが、
有害菌を抑えるビフィズス菌はこのオリゴ糖を選んで、栄養源にして繁殖している。

歳をとるとビフィズス菌が減ってくるので、毎日の味噌汁など、
味噌に含まれる大豆を通じてオリゴ糖を摂取することは、
腸内環境をよくすることにつながることになる。

ちょっと長くなりましたね。

「味噌力」という本があることを初めて知りました。
探して読んでみたいです。

味噌の力はこんなものではないですよ。

美肌、便秘改善、血流up、ダイエット、デトックス(放射線排出)、コレステロール値を下げる、血圧安定など。

私もこの方同様、お味噌汁を毎日いただくようになってから、疲れなくなりました。
どうしようもなく疲れている方、エナジードリンクなんて飲まないで。
インスタント味噌汁のほうが絶対いいから。
ウソだと思うなら、試してみてください。

しかも血流up ➡ 冷え性を改善、免疫力もバッチリ(`・ω・´)V

放射線を排出するくらいですから、新型コロナウイルスにだって、
立ち向かえそうです。
ウイルスに感染しても大丈夫なように、お味噌汁を毎日飲みましょう(^0_0^)


追記:お味噌は、添加物のないもの、できれば生味噌が理想。グラグラと煮立たせないでくださいね。


by kamosiya | 2020-02-04 20:56 | 食生活 | Comments(0)

麹作りに魅了され発酵食品を作り、心や身体に良いと思われることを追求して参ります。


by kamosiya su-