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仕込んだお味噌、プラスチックの匂いがする。

私、暑い時期以外は、せっせとお味噌を仕込んでいます。

個人的には、食べごろは半年くらい経過したものでしょうか。
奥の方に、食べごろをとうに過ぎ2年ほど経過したものを見つけ、それはいつもの生味噌よりも黒くドロドロ形状で香りもなんだか薬膳っぽい、でも乳酸菌たっぷりで体には良さそう。
まぁ、半年ほど経過したら火を入れるか、冷蔵庫に保存してこれ以上の
発酵を止めるというのがセオリーですが。
私は発酵し続けているわけだから、無理に発酵を止めなくてもいいやという考えの人。
だから、アレレ❓ これはこうなってしまったかぁ とサヨナラしたこともあります。(笑)

このタイトルは、あ~古くなってしまったお味噌の話ね と思いますよね。

違いま~す!

プラスチックの匂いがついてしまった生味噌は、去年の10/13に
製造したもので、黒豆を贅沢にも使用したこだわりのもの。
ただ、煮豆の分量が想定よりも多かったため、別容器に分けておいたのです。
そのプラスチックの匂いつきお味噌になってしまったのは、その分家のほう。
分家はダイソーのプラスチック容器で、その中に入りきらなかったお味噌を入れていたのです。

本家は、お味噌のなんとも言えない良い香りがして、味見してみると美味。
分家の匂いを嗅ぐと、ムムムッ なんかプラスチックの匂い⁈
恐る恐る味見してみる、やはりプラスチックのような味が混じっている。
あ~ 分家は食べられそうにない。😞
仕方なく、そのプラ味生味噌を庭の隅に捨てました。
早朝、庭に出てみると、その周辺にアリが群がっていました。
アリはですね、糖分よりもたんぱく質の方が好きなんです。
複雑な心境ですが、アリさんに喜んでもらえて良かったです。

と言っている場合じゃないですね。
この原因はなんなのか。
ある方のblogを観て、そうかもしれないと思いました。
ただし、とても詳しく書かれているので、こちらで少々カットしましたが、
覚悟してお読みください。

LOVE LIFE STYLEさんのblogより

食の安全 私がプラスチックを避ける理由

プラスチック製品を使わない生活。
これは私がアメリカに居た時になるべくこだわってしていたこと。
ビニール、サランラップ、レジ袋のことも含みアメリカでは全てをプラスチック製と表現していますが、今の時代、スーパーに並ぶ物は殆どがプラスチック容器、プラスチック袋に入っていて、野菜を梱包する袋、コンビニのお弁当、などほぼ全てにプラスチックが使われていますよね。

幼い子供を持つ母として子供の食や環境に関する全てのものが安全なものであって欲しいと、改めて身の回りの物を検証していた時に素通りできなかった問題がプラスチックのことでした。

子供が使う哺乳瓶や歯固めやマグカップに使われているプラスチックって本当に安全なのだろうか?という疑問がわいてきたのです。
そうなると、今度は家にある他の物も気になりだし、このさいトコトン調べようではないかと思ったのです。

アメリカでは、ペットボトルのお水はコストコなどの量販店でとても安く買えるので、買い貯めして車のトランクにも、遠出やピクニックに備えセットで買ったペットボトルを何本か入れっぱなしにしてあることも普通にあることなんです。
夏など、何日もトランクに入れられ日中熱せられ熱いお湯になり、夜は冷やされぬるま湯に、を繰り返されたペットボトルのお水。それを「ほらあげるよ」といただく機会もよくあったりしました。
そんなペットボトルのお水を口に含んだ時にプラスチックが溶け出したような香り、劣化した絵の具のような香りがぷ〜んと漂うのですが、なんだか体に悪そうな物が溶けだしたものを飲んでしまったと嫌な感じがしたことが何度かありました。

そんなこともあり、徹底的に調べて出た答えは「やはりプラスチック製は体によくない」ということ。
プラスチックは他の金属類と違い簡単に曲げられ、お弁当箱やペットボトルなど様々な形に加工し易い利点があって、便利で使いやすい反面、とても不安定な物質でもあるんですね。不安定なので熱にも弱く、構造的に有毒物質が溶けやすいという難点があるのです。

1950年代に私たちの生活を便利にするために開発されたプラスチックは、それ以来60年に渡りすっかり市場のあらゆるシーンで主役になり、もはや避けることは不可能なくらい私たちの生活の一部になりました。
便利の引き換えとして私たちが得たプラスチックは、残念ながら環境にも人体にも大変有害なものだったわけです。

全てを避けることは無理ならば、せめて食品に使われる物、口に入れる物くらいはプラスチック製の代わりにガラス製の物を選ぶなどしてみようと思うのです。
そして、もしプラスチック製品を購入するならば極力害の少ない材質で出来たプラスチック製品を選ぶようにすれば被害は最小限に抑えられます。

もし皆さんが電子レンジで食品を暖める際には、プラスチック容器ではなくて耐熱性のガラス容器に入れて暖めることをお勧めします。
なぜならプラスチック製品が暖められると有毒な化学物質が発生し、様々な健康疾患を招く原因となるからです。
アメリカのスーパーでは、「BPA Free!」という表示を見かけるので海外在住のママさんなどには比較的浸透しているこのBPAという物質ですが、日本ではまだあまり馴染みが薄いと思います。
BPAはプラスチック製品に使われていて、人体への悪影響があると指摘され問題になっている物質です。
正式名称は「ビスフェノールA」(Bisphenol A)という化学物質です。

さて、アメリカではプラスチック製品の裏をみると三角の中に数字が書いてある表記がありますが、これはリサイクル材質識別マークというもので、この三角マークの中の数字がプラスチックの樹脂製品の材質、つまり毒性を見分ける基準となるので覚えておくと便利です。

1 ポリエチレンテフレート (PETE)
一度限りの使用なら問題ないが、繰り返しの使用でホルモンに悪影響を及ぼすテレフタル酸が滲出する可能性が指摘されている。
2 高密度ポリエチレン(HDPE)
牛乳、ジュースなどの容器、ゴミ袋、シリアルの箱、ヨーグルト、マーガリンの容器に使われている。
また化学薬品に強いので洗剤や台所用クリーナーなど家庭用薬品系のボトルに使用されている。
特に問題はないとされています。
3 ポリ塩化ビニル(PVC)
DHAを含有。癌を誘発、体重や骨密度減少、肝臓や精巣の障害を引き起こすと要因となるDHAを含有。
ダイオキシンも放出するので「3」は悪いのでパスしたいプラスチック。
食品用ラップフィルム、レジ袋、肉やチーズのラッピング、スナック菓子の袋など薄く折れるビニールに使われているので、サランラップには特に注意が必要!
4 低密度ポリエチレン(LDPE)
ボール紙、牛乳容器、パンや冷凍食品の袋、ボテとチップの袋など熱が加わると縮むプラスチックフィルム系に使われている。
5 ポリプロピレン(PP)
使い捨てコップ&プレート、ヨーグルト容器、ケチャップ容器など耐熱性があるので電子レンジに入れても、食洗機に入れても大丈夫なプラスチックとして使用されていて一般的には特に問題はないとされている。
6 ポリスチレン (PS)
発泡スチロールやふたやボトルキャップに使われる。熱に弱い。
なんと、うつ病、中枢神経障害、皮膚や目や呼吸器官の炎症との関連が指摘されている物質です。
テイクアウト容器、スーパーの食品用トレイ、おもちゃなど幅広く使われているのでこちらも要注意!
7 その他。(ポリカーボネート、アクリル、乳酸エステル、ファイバーグラスを含む
B.P.A.(ビスフェノールA)とポリカーボネイトを含有していて1〜7の中では最も危険度が高いです。

7が厄介なのは材質が危険なことだけでなく、市場に幅広く出回っているということなんです。
コンビニ弁当のプラスチック容器だとか、お惣菜売り場にタダでおいてあるうすっぺらい透明の容器がありますよね。あれはまさにプラスチック7の材質で作られています。
その他には哺乳瓶にも使われているんです。

何かを長期保存する場合など3、6、7のプラスチックでの保存は有害物質が溶け出す可能性があるので避けてくださいね。

結局のところプラスチック製の食品保存容器は、強度を高めるためにビスフェノールA(BPA)が使用されている場合が殆どなのだそうです。
こういった容器を使い続けると、化学物質が溶解し、ホルモン障害や癌、うつ病、糖尿病、精神障害などを引き起こす可能性があるし、特に乳幼児や子どもには危険です。
また、妊婦さんや母乳で新生児を育てているお母さんも注意が必要です。

アメリカ国立衛生研究所が月刊で発行している情報誌Environmental Health Perspectivesの2011年3月2日に発表された記事によると、PlastiPure、 CertiChem、ジョージタウン大学の3つの会社の研究者による研究データが発表され、その記事によると、市場のほとんどのプラスチックに内分泌攪乱物質(EDCs=endocrine disrupting chemicals)を放出していることが明らかになったとされていました。
エストロゲン活性作用のあるこの物質は、深刻な出生異常、学習能力障害、 子宮癌や精巣腫瘍、など生殖器の癌、精子の現象、肥満などを引き起こすのだそうです。

プラスチックを作るのには数十種類の化学薬品が使われるのですが、この化学薬品がプラスチック容器からにじみ出て食べ物に付着するのが問題なのだそうです。
このような人体に悪影響を与える化学物質の放出は、電子レンジで放射を受けたり、太陽の紫外線で放射を受けたり、お湯でプラスチックが温められたり、食器洗い機でプラスチックを洗浄した際などの外的圧力が加わると加速するということも研究で明らかになりました。

たとえBPA-Freeとうたう製品であっても、他のBPAが含まれている製品よりもEA(エストロゲン活性物質)は多量に含まれていたことも解ったそうなのです。怖いですね。
EAとはとても危険な物質で、たとえ微量(ナノー10億分の1)であったとしても、胎児や幼児の健康障害を引き起すし、上記で述べた外的圧力がプラスチックにかかるとEAが容器の中の食べ物に溶け出すのです。
つまりプラスチック容器に入れたままミルクや食品を温めるということは化学薬品が溶け出したものを食べる結果になるわけなんですよね。

そしてサイトによると、このEA(エストロゲン活性物質)はとにかく市場のありとあらゆる色んな物に使われているのだそうです。
飲料水のボトル、食品の容器、ビニール袋、缶詰の内側コーティング剤、子供の玩具から、なんとワインやビールを発酵するタンクや歯の詰め物にまで!!!

プラスチックとつき合う賢いヒント、注意事項を簡単にまとめてみました。

➀プラスチックのリサイクルマークを確認してみる。
  1,2,5なら比較的安全
  3,7はBPAに似た有害物質が入っているからなるべく避ける。
  4はものによっては大丈夫だけどトマト缶はなるべく買わない。
  7は一番危険なのでやめる。

2⃣リサイクルマークがない国産のものは、プラスチックの材質を上記の日本語明記のものを参照し、もっているプラスチックの材質と照らし合わせてみると解りやすい。

3⃣7のリサイクルマークのもの。ポリカーボネートの材質のものは食品使用の物であるならば避けること。
ポリカーボネートのプラスチックとは透明で堅い材質のもの。

4⃣お家のプラスチック類を分けてみてる。
痛んだプラスチックからはより多くの化学物質が溶け出すことが解っているので特に古いものや傷ついて痛んだものは食品用としては使わない。
捨てるか、もしくは食品用じゃない入れ物として使うなどする。

5⃣油物や脂質の多いものはプラスチックに溶け出す可能性が高いので、プラスチック容器での保存は避ける。
 
6⃣みりんやお醤油、そして特に食用油を買う時は瓶入りのものにする。
5、と同様の理由で、これらの長期保存が見込まれる調味料にはプラスチックはあまりおすすめできません。
特に油物は瓶が鉄則。

7⃣プラスチック容器を電子レンジで暖めない。有害化学物質が溶け出すのでラップもお勧め出来ません。
(お皿をラップ代わりとしてフタのように重ねるとラップかわりになります。)

8⃣なるべくプラスチックが直接巻いてある食品は避けましょう(コンビニ物では、ほぼ不可能ですが。。)

9⃣もしプラスチックラップを使うのならば、購入する際にBPA、そしてPVCが入っていないものを買いましょう。
アメリカのブランドになりますがZiploc, Glad ,SaranはBPAとPVCが入っていないそうです。

肉やお魚などプラスチック容器にはいっているものは、買って来たらなるべく早く別な容器に移し替えましょう。
妊婦さんや授乳中のお母さんはプラスチックに含まれるBPAは、毛細血管に直接吸収されてしまうので特に気をつけてください。

赤ちゃんの玩具にはプラスチックは使わないほうが無難でしょう。

長い文章だったと思います。
けれども、それだけプラスチックの安全性について詳しく調べられていらっしゃるので、その追求する姿勢は素晴らしいし、この事実をもっと広く知っていただきたいという気持ちになりました。

ほとんどのプラスチック製品に内分泌かく乱物質があると断言されていました。
怖いですね、これは食品包装の類だけでなく、化学繊維にもいえることなのではないかという疑問がふつふつと湧いてきました。
経皮吸収ということを、前にblogで語らせてもらったことがあります。
化学繊維が汗で濡れたりしたときに、その繊維の化学物質は溶け出たりしないのか。
もし、溶け出ていれば、経皮吸収して体内に取り込まれていてもおかしくはないですよね。

あと、私心当たりあります。
息子にポリカーボネート製の哺乳瓶を購入したことがあります。
軽くて丈夫とあったので、携帯するのに便利だと思い、購入いたしました。
ミルクの中に溶け出てましたか、もう20年も前になります。
これからの方には、重くなっても瓶製の哺乳瓶を使ってあげてください。

プラスチック製品には、使用される原料や工程により、いろいろなものがあるのですね。
分家に使ったダイソーのプラ容器は安いなりの理由があり、化学物質が溶け出しやすい性質があるのかもしれません。
ちなみに、どこで買ったのか覚えがない本家の容器も、プラスチック製品で
今のところ大丈夫。

現在使用中のプラ容器も、傷がついたりしていたら、そこから溶け出す可能性が高いですから、処分することにしようと思います。
お味噌などの仕込みはどうしようか、プラ容器もダメ、プラスチックバッグ(ジップロックみたいなもの)もダメでは、う~む 木桶は一つしかないし、
どうしようかな~。(+_+)


by kamosiya | 2019-08-16 15:09 | 健康 | Comments(0)

麹作りに魅了され発酵食品を作り、心や身体に良いと思われることを追求して参ります。


by kamosiya su-