2019年 07月 12日
”ストレスチェック制度”ご活用されてみては。
と思うとイライラするし頭が痛くなってきます。
ご覧ください。
そんな時、どのように対処し健康に過ごしていくのか、ストレスとの上手な付き合い方をご紹介します。
メンタルヘルス対策の重要性を国家レベルで注目しているといえます。
ストレスの感じ方は人によって異なりますが、過剰なストレスが様々な疾患に
つながることは数多く報告されています。
そこで、ストレスへの気づきを促すサインやストレスの上手なコントロール法について、勤労者のメンタルヘルス対策の専門家・山本晴義先生にご解説をいただきました。
増え続ける心の健康相談
ストレスに悩んでいる働く人々が増えています。
私が勤務する労災病院グループでは、2000年より心の健康相談窓口として、
無料で電話とメールによる相談窓口を設置しています。
開設当初は年間116件でしたが、2014年は年間8,517件に、また、累計件数は8万件になろうとしています。
ストレスチェック制度の開始
国もメンタルヘルスの重要性に注目しており、従業員の精神的健康度の把握を事業主に義務づける、ストレスチェック制度が2015年12月に導入されました。
病気を見つけることではなく、病気の予防が最大の目的であり、従業員全体の
ストレス状況を知ることで、職場環境の長所や短所を評価することも可能になります。
(厚生労働省Webで簡単にストレスセルフチェックができます。
自身のストレス度を確認してみましょう) ⇩
ストレスにより起こる身体の反応
ストレスに晒されていると心理面、身体面、行動面の様々な反応を起こします。
ストレスにより起こる反応
ストレスに対する反応は、外部からの力に対抗して、それを押し戻そうと闘っている状態とも言い換えられます。
すなわち、ストレスに対する生体の防御反応でもあるわけです。
しかし、その闘いが長く続いたり、ストレスが抵抗し切れないほど強力だったりすれば、本当の病気になってしまいます。
また、前述の身体の反応の原因が、ストレスとは別の重大な病気が隠れている可能性もあります。
あまりに長く続くようであれば、悪化させないためにも医療機関を受診し検査を受け、専門家に自身の状態を診断してもらうことが大切です。
『1日決算主義』でストレス軽減
このような状況を招かないために、ストレス状態に早めに気づき、
上手にコントロールをすることに目を向けてみましょう。
まず心がけていただきたいこととして、健康的なライフスタイルの維持です。
現代人は、運動でも休養でも週単位で考えて生活する傾向がありますが、私は『1日決算主義』と呼んで1日単位で考えることをお勧めしています。
これらの項目すべてを毎日クリアすることで、ストレスをためず1日で清算していけると考え、私自身も実践しています。
もちろん、あくまで一つの手段であり、「○○をやらなきゃいけない」と
別のストレスになっては本末転倒です。
生活を送るなかで、自身の生活を振り返ったり、意識してみることから始めてはいかがでしょうか。
そもそも、何をストレスと感じるかは、個々の受け取り方や考え方により違います。
このストレスにどう対処するかがポイントです。
ネガティブから逃れようと何らかの理由をつけて問題の解決に背を向け
自分で抱えてしまうかも知れません。
問題の解決のために情報を集めたり積極的に取り組むかも知れません。
この対処の仕方で、心や体のストレス状態も違ってきます。
ポイントは、物事を前向きに捉える習慣を心がけることです。
一人で抱え込んでも状況は何も変わりませんが、誰かに話してみることで、
前向きに切り替えるヒントに気がつけるかも知れません。
上手にセルフメディケーションを
これまでストレスの悪い影響をご紹介してきましたが、そもそも、ストレスは
人間にとって悪いだけなのでしょうか。
カナダの生理学者セリエは、「ストレスは人生のスパイス」という言葉を残しています。
人間には適度なストレスが必要であり、それが新しいアイディアを産む原動力になり、生産性の向上にもつながるというわけです。
つまり、適度な励みにできればよいのだと思います。
そうした生活の中で、心身を健康に保つため、日々の食欲、快眠、便通であり、良好な社交性、人間関係の維持が基本です。
逆にいえば、食欲がない、よく眠れない、便秘や下痢でつらい、胃が痛い、頭が痛いなどの症状があれば、心身がストレスに負け始めてる入口かもしれません。
ご自身の状況に応じて、ストレスと上手に付き合っていきましょう。
『ストレスは人生のスパイス』ねぇ。
確かに現代人は、少々わがままになっているから、自分の思い通りにいかないとイライラしがち。
仕事においても、ノルマや人間関係でストレスは避けられませんよね。
人間関係のイライラについては、過去にアンガーマネジメント入門教室に
参加して、自分と他人は違う定規であることを理解すること、○○すべきという考えをやめること、怒りがこみ上げてきたら6秒間数えるなどの、対策を教えていただきました。
ストレス対策にアンガーマネジメントを取り入れるのも、一つの手ではないかと思っています。
私の知人で「ストレスはお酒で解消する」と豪語する方がいます。
お酒を飲んだくらいで本当にストレスがスーッと無くなるでしょうか。
飲んでいる間だけが、気持ちいいだけなのでは。
仮にお酒でストレスが解消できたとしても、肝臓などに負担がかかります。
その肝臓がいつまで持ちこたえてくれるのか。そのリスクは考えないようにしているのかしら。
私はどちらかというと、ストレスが溜まってくると、硬いものがやたら食べたくなる人です。
まぁ、胃腸に負担かけていますね。(笑)
ジム通いでもして、運動し汗をしっかりかいて心も体もスッキリさせないとね。(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾