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食欲が増してしまう原因は?

年末年始に朝食こそ食べませんが、お昼、夜に美味しく食べ過ぎてしまいました。(笑)
もともと冬は、食欲が増して食べてしまっているのですが、
今年は2年ぶりに息子と年末年始を過ごせることになり、その嬉しさもあり、
普段は食べないもの、外食、あれやこれや手作りしておりました。
パンメーカーで、もち米と水を入れてswitch onしておくだけで、
モチモチ伸び~るお餅が出来上がり、これまた格別なんですねぇー。
搗きたてお餅は、本当に最高~ヾ(≧▽≦)ノ、美味しくて止まりません。

食欲が増してしまうのは、なぜなのか?
どうも「レプチン」というものが関係しているみたいです。

保健指導リソースガイドより
「食欲を抑えられない」のはなぜ? 食欲ホルモン「レプチン」のメカニズム

食欲を抑えられないのは、脳内で「レプチン」というホルモンの作用が不足しているからだ。
「PTPRJ」という酵素分子が「レプチン」の受容体の活性化を抑制していること
を、自然科学研究機構・基礎生物学研究所の研究グループが発見した。
レプチンが効きやすくする治療薬を開発すれば、効果的な肥満の治療法となる。

レプチンが効きにくくなると食欲を抑えられなくなる

食べ過ぎると脂肪が体にたまり肥満になる原因のひとつは
「レプチン」というホルモンの作用が不足するからだ。
レプチンは脂肪細胞から分泌されるホルモンで、脳内の弓状核という摂食中枢に作用して、食欲をコントロールする作用がある。

レプチンは脂肪が増えるにしたがい放出量が増える。
適正な体重を維持するためにレプチンの働きが必要になる。
肥満の人の多くは、レプチンが効きにくくなる「レプチン抵抗性」が起こり、
食欲を抑えられなくなる。
レプチン抵抗性を解消するメカニズムが解明できれば、効果的な治療法になる
可能性がある。


「PTPRJ」がレプチ自然科学研究機構・基礎生物学研究所の新谷隆史准教授や
野田昌晴教授らの研究チームは過去の研究で、
「PTPRJ」という酵素分子が、インスリンの働きに影響していることを明らかにした。
肥満になると摂食中枢でPTPRJの発現が増え、PTPRJはレプチン受容体に
作用し、レプチンの働きを抑制する。
その結果、レプチンが多く分泌されても、その効きが悪くなり、レプチン抵抗性が引き起こされるという。

レプチンが結合すると、JAK2は自身の特定のチロシン(タンパク質を作っているアミノ酸の一つ)を活性化し、さらにレプチン受容体をリン酸化することにより細胞内へレプチンの情報を伝える。
この情報によって、摂食中枢の神経細胞は摂食を抑制するよう指令を出す。



PTPRJを取り除くとインスリンの働きが増大

PTPRJを欠損すると、レプチンの摂食抑制の働きが強められる。
PTPRJを欠損したマウスでは、食後の血糖値の上昇がおだやかで、インスリンの働きが増大していた。
正常なマウスと比べ体長は同じだが、摂食量が少なく、低体重で脂肪量が少ないことを確認した。

PTPRJの活性を阻害することでレプチン受容体に対する抑制が解除され、
レプチン抵抗性が改善すると考えられる。
今後、2型糖尿病や肥満を改善する治療薬として、PTPRJを標的とする
薬剤の開発が視野に入ってきた。

レプチンにしっかり働いてもらわないとね。
この発見で、肥満を抑制する薬ができるかもしれません。
気になっている方には朗報だと思いますが、薬には副作用がつきものですから、夢の薬となるかは・・・。




by kamosiya | 2019-01-10 20:11 | 健康 | Comments(0)

麹作りに魅了され発酵食品を作り、心や身体に良いと思われることを追求して参ります。


by kamosiya su-