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債券バブル絶頂期

西日本の豪雨被災者の方々、この猛暑の中で、被災のショックと疲労困憊で、
なおかつ電気、水道などのインフラが復旧せず、不自由、ご不便のことと思います。

私のできることは、義援金を納めさせていただくことと、少しでも現地の人の
辛さを体現するつもりで、クーラーをかけないようにしていることくらいで、
大したことが出来なくて、申し訳なく思っております。


本当は明るい話題といきたかったのですが、
東洋経済オンラインの記事に、👀が行き、気にはしていたことですので、
今回はこの話題で進めさせていただきます。


日本国債めぐる、かつてないほどの異常事態!
                  岩崎 博充 :経済ジャーナリストの記事

このところ、日本国債市場の低迷が話題になっている。
10年物国債先物の利回りが、10営業日連続で変化なし、といった
史上まれに見る膠着状態が続いている。

債券市場の低迷は、言うまでもなく日本銀行が異次元の金融緩和政策を執り、
マイナス金利をベースとしたゼロ金利政策を続けているため。
利息がほとんど付かなくなった国債を売買しても意味がないから、
市場参加者はどんどん減少し、
さらに新たに発行される日本国債の大半は、日本銀行が買い占めてしまう。

いったい偉い人たちは、何を考えているのか。
日本を一旦破綻させようと企んでいるのか


「500年以上の歴史を持つ債券市場で、市場最大の市場規模になっている」、
世界的に見ても、現在の債券市場はバブルに陥っていることがわかる。

最大の市場規模を誇るのが米国の債券市場、現在の米国の債券市場は40兆ドル規模に達しており、
米国株式市場の時価総額30兆ドルを10兆ドルも上回っている。

一方、日本の債券市場も、日本国債だけで1097兆円(2018年3月末)と、
1000兆円を優に超えており、日本も債券大国。(超がつく借金大国!)


現在は株高でルンルンかもわかりませんが、
株式市場につぎ込まれるお金は、債券から投資されたお金がジャンジャン使われています。
株高なのは、アベノミクスとはまるで関係ありません。
安倍さんを支持している人は、そこのところ間違っています。


株式市場がバブルだということは、債券市場もバブルであることを物語っている。
グリーンスパン元FRB議長も、
「現在は株式市場よりも債券市場がバブル」と発言。
債券市場のバブルに対し警告を発している。

安定的な収益確保ができた債券市場がなくなる? 

そもそも債券市場は、世界中にある金融マーケットのひとつであり、
その市場規模は株式市場よりはるかに大きい。
国債、地方債、社債、外国債など。
こうした債券市場は、全世界で170兆ドル(1京8700兆円、2017年)にも
達しており、2012年に100兆ドル程度だったことを考えると、
ここ10年で急速な拡大を続けている。

国債の金利がゼロで、銀行など債券で利益を得ていた機関投資家は、
これまでのように、資産運用することができないでいる。
外国債券や株式市場に、資産の一部をシフトさせることで、
債券市場での収益減少分を補ってきた。
今のところ、
年金積立金管理運用独立行政法人が、頑張って収益を上げてはいるが。
(大切な年金を責任を取ることなく、株式に運用する方々です。本来は安全な債券で運用していました。)
もし株式市場や為替市場で、大きく相場が下落したら、どうやって収益を得ればいいのか。

国債の金利がゼロに近いこともあって、取引がほとんど行われない日本の国債。

日本国債の場合、日本銀行が特定の投資家としてその大半を買い入れることで、金利を低く保ち、
債券価格としては異例の高値を維持してきた。

このような状況がずっと続いている現状で、債券市場がどんな動きを示すのか
予想は非常に困難となる。
場合によっては、債券価格が大暴落し、金利が急騰するケースも考えられる。
債券価格が下落し金利が急騰することも十分ありうる。

株式市場も当然、影響を受けることは必至です。

日本は災害多発国であり、また借金を過剰に抱える借金大国であることを
忘れてはいけないと思います。
バブルですから、いずれははじけます。
ある程度、深刻な状況に陥ることを覚悟しておくべきか・・・う~む(~_~)




by kamosiya | 2018-07-15 17:44 | ひとり言 | Comments(0)

麹作りに魅了され発酵食品を作り、心や身体に良いと思われることを追求して参ります。


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