持てる、持てないというのは、もちろん”お金”と”時間”、その他もろもろ。
つまり、格差がどんどん広がっているという実感を持たざるを得ない。
私は台北の私立大学の言語センターの生徒という立場ですが、日本から学生さんらが多く来ます。
提携大学から、交換留学などがほとんどですね。
彼らを見ていると、本当にお金のことあまり気にしていない。
もちろん、学費、生活費全てを彼らの両親が工面しているからです。
言い方が違うかな、お金の工面ができる親の学生ばかり。
私は彼らの年代の頃、バブル期であったにもかかわらず、親は私の進学に反対し金を稼ぐことを望んだ。
今思えば、親を説得してでも進学しておくべきだった。
現在の私は誰からの援助も受けてはおらず、しかも無収入であるため、彼らのようにはいかない。
彼らは毎回そこそこの価格の飲料を買い、口コミで評判の良いお店に行っては美味しいものを堪能する。
それが悪いわけじゃないですよ、ただ彼らは自分たちがとても恵まれていることに、まるで気づいていないのである。
日本では、実態は高利貸しの学生支援機構の学生ローンである”奨学金”を借り、アルバイトまでしてカツカツの大学生活を送る学生は少なくない。
生まれた環境が違うだけで、これだけの差があることに、悲しさともどかしさを感じています。
ちょっと書籍の宣伝になってしまうけれど、
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じつは、日本人はコロナ禍以前から移動しなくなっていることをご存知だろうか。
具体的には、移動が減るとはどういうことなのか?
『移動できる者』と『できない者』の二極化が進んでいる。
移動の機会の減少は、それまでの人間関係を変え、ちがう自分になる可能性を奪う。
私もそう思います。
でも、増えない収入と物価高によって、国内旅行さえ満足に行けない人が少なくない。
そういう私も台湾にはいても、台北から離れて旅をする余裕などない。
毎日、節約の文字が頭にあります。
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海外旅行で、豪遊や買い物三昧。今の日本人にとって、もはや過去の話だ。
現地へいざ行くと、数年前より明らかに割高感ある国・地域が増えた。
逆に、近ごろ一時帰国した在外邦人らから「日本はなにもかも安い」との声も聞かれる。
値上げラッシュが相次ぐ日本国内だが、それでもまだ「全然安い」という。
筆者は昨秋から今年にかけ、アメリカ、ヨーロッパ、東南アジアをそれぞれ訪れた。
いずれの国・地域でも、コロナ禍の前から物価上昇を感じてはいたものの、さらに「円安」「インフレ」も合わせて「日本が貧しくなってきている」のを現地で実感させられた。
当時それより驚いたのが、ハンバーガー店に貼ってあったアルバイトの求人だ。
時給17.95ドル~20.75ドル、各種健康保険、有給休暇、食事無料付きなどとあった。
当時で約2000円以上、今だと約2800円だ。
ちなみに、日本で最も高い東京都でも最低賃金は時給1041円である。
続いて、アジア。
筆者は2022年6月にシンガポールを訪れた。最も感じた物価高はホテル代金。
1シンガポールドル(SGD)=86円ほどの感覚だったが、今回は円安につき1SGD=100円換算だった。
西ヨーロッパはもはや「別世界」、現地在住者も悲鳴
イタリアから先日一時帰国した知人は、外食や買い物のたびに「日本は安い」としきりに話していた。
「日本で1000円以下のランチセットは、イタリアだと20ユーロ(約2700円)前後します。
安い部類のピザ1枚でも観光地だと7~8ユーロ(約1100円)ほどし、ドリンクやテーブルチャージも加わる。
バールでランチをしても10ユーロ(約1350円)で済まなくなってきています」とのこと。
世界各国の物価や通貨の価値などを比べるのに便利な経済指針が、マクドナルドのハンバーガー価格で比較する「ビッグマック指数」だ。
英国の経済誌『エコノミスト』が1986年に考案して毎年2回公表する。
ビッグマックは、日本ではここ数年「390円」で価格据え置き。
一方、アメリカやユーロ圏、シンガポールなどは、円安も合わせて割高感がどんどん大きくなっている。
アメリカの場合、2019年1月は600円ちょっとだったのが、現在は785円ほどと日本のほぼ倍だ。つまり、日本円は、先進国通貨の中では最も安い。
実はタイ、ブラジル、韓国、中国といった新興国より日本円の価値がすでに低水準となっている。
独立行政法人 労働政策研究・研修機構が発表する「世界の統計」での「消費者物価指数」を見ると、日本の物価もここ数ヶ月で上昇が顕著となっている。
ただかつて新興国で、日本人が大いに豪遊していたのを、複雑な気持ちで眺めていたであろう現地の人々。
それをまさに日本人が、日本で味わう日が刻々と近づいているかもしれない。
それでも他の国々よりまだ安いのもよくわかる。
海外がいくら高くとも「日本国内にしかいないから関係ない」と思うかもしれない。
しかし、そうでもない事態が近い将来に起ころうとしている。
5月半ば、ニューヨークから東京へ一時帰国した日本人は「すべてが3割引きな気分でした」と話していた。
これは今後、訪日する外国人旅行客にも当てはまる。
日本人は賃金が上がらないうえに値上げラッシュで生活が苦しくなる一方、日本で「爆買い」する外国人。
かつて新興国で、日本人が大いに豪遊していたのを、複雑な気持ちで眺めていたであろう現地の人々。
それをまさに日本人が、日本で味わう日が刻々と近づいているかもしれない。
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物価は上昇しているのに、給与が増えない日本
購買力が維持できなくなれば、経済成長は止まり、日本の経済力はますます低下していく。一段と円安が進めば、円建ての株価や不動産はまだまだ上昇する可能性がある。
だが、円安で輸入物価の上昇に再び火がつけば、資産価格の上昇に何の恩恵も受けない庶民の生活は一段と厳しさを増すことになる。
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金利が低ければ収益性の低い投資が行われる。
また、財政資金の調達が容易になるので、必要性の疑わしい財政支出がなされる。
その結果、資源の無駄遣いが生じ、長期的に見た日本経済のパフォーマンスに負の影響を及ぼす。
また、日本の金利が世界的に見て(特にアメリカの金利に比べて)低すぎることは、過度の円安をもたらし、物価の上昇や、日本の国際的地位の急速な下落などさまざまな問題をもたらした。
2024年には、アメリカのFRB(連邦準備制度理事会)による金利の引き上げが終わり、場合によっては引き下げの過程に入る。
これに加えて日本が長期金利の抑制策をやめれば、日米間の金利差が縮小する。
この結果、これまで数年間にわたって続いてきた異常な円安が終わる可能性がある。
場合によっては、急激な円高に転じる可能性もある。
日本経済の長期的パフォーマンスにとって望ましいことだ。
しかし、短期的には多くの問題をもたらす。
とりわけ、企業の収益に対して、大きなマイナスの影響があるだろう。
それを恐れて、金融正常化が遅れる可能性がある。
金利が上昇すれば、国債による財政資金調達は、より困難になる
(2024年度予算において、国債の利払い費の想定金利は、2023年度の1.1%から1.9%に引き上げられる)。
日本経済が衰退した基本的な原因は、このような短期的効果だけが考慮され、過度の金融緩和が長期的な経済の生産性に与える負の影響を無視されてきたことである。
そうした政策が20年、30年の長きにわたって続いたために、日本経済はここまで弱体化したのだ。
なお、日銀は、これまでの金融緩和の過程で大量の国債を購入し続けた。
その結果、国庫短期証券を除く国債・財投債の日銀の保有比率は、2023年9月末で53.86%という異常な事態になっている(2023年7―9月期の資金循環統計による)。
この状態で長期金利が上昇すれば、巨額の国債評価損が発生する。
実際、2023年4〜9月期決算では、日銀が保有する国債の含み損は9月末時点で10兆5000億円となっている。
もう一つ重要なのは、日銀が巨額のETFを保有しているという事実である。
このような政策は、中央銀行としては、きわめて異例のものであり、OECDの対日政策審査で強い批判の対象となった。
ETFの購入を停止し、残高を減らす(できれば、すべて売却する)ことが必要だ。
私がオレンジ色にした部分、アメリカの金利引き上げが終わり、日本の金利抑制政策を止めれば、「円安」がおわり「円高」になるというのは、非常に楽観的な意見に私は思う。
台北で買い物をしていると、私の出身地の愛知県の方がまだまだ価格が安いなと思わずにはいられない。
台北はほぼ東京都と同じくらいの物価に思う。
5年前にも台北に来ているが、その時の台湾元は3.68円、現在は4.74円。
まず実感して思ったのは、日本企業の広告が姿を消したことだ。
街中、空港やMRTの構内などで割と目にしていた日本企業の広告が、今はほとんどない。
見かけるのはTVCMくらいかな。
正直日本企業の衰退を感じないわけにいかない。
このままいくと、本当に貧しい日本人になっていく気がしてきます。
そうなると、アメリカの格差が他人事に思えなくなってきます。
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「過酷な米国の医療保険事情」について
米国は良くも悪くも貧富の差を受け入れた合理的な国です。
貧富の差が医療の質に直結し、病気になって一番心配するのは体よりもお金のこと、と患者さんは言います。
お金がないために受けたい治療や必要な手術を受けられない患者さんもいるのです。
本日は過酷な米国の医療保険事情についてお話しします。
例えば、一般的に簡単とされる急性虫垂炎の手術を受け1泊入院しただけでも、3万5000~4万5000ドル(約500万~650万円)は最低かかります。
米国の年間医療費支出総額は4兆2000億ドル(約600兆円)を超え、世界4位の日本の6500億ドルをはるかに上回ります。
今はまだ日本の保険制度が維持できていますが、人口減少と経済の縮小化を考えると、この先もこれまで同様の保険制度が続くというのは考えられません。
それでなくても、アホノミクスによって、お金をたくさん刷ったことで金持ちと大企業は余計に儲け、そうでない者は「円安」による物価高で首を絞めつけられている。
アホノミクスによって、これまで以上に格差が拡大してしまった。
保険制度が維持できなくなれば、アメリカほどの高額医療にはならなくても、医療を受けようとする人は減るでしょうね。
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「安倍さんは『異次元の金融緩和、積極的財政出動で必ず経済成長する』と言い切った、ところが全く経済成長しなかった。で、安倍さんは僕に『どうもアベノミクスは失敗だった。田原さんどうすればいい?』と言ってきた」 失敗だったのにその政策をずっと続けたって事!?間違っていたと気づいたなら、なぜ、方向転換しなかったのか》
方向転換なんてするわけないじゃないですか、彼は最初からわかってやっているのだから。
今の自民党政権はこの格差拡大を何とかしようなどとは露ほどにも考えていない。
政権をとにかく変えないと何も変わらない、これまでよりも更に庶民の声など無視され続けると思います。
安倍さんたちの浅知恵で始まったアホノミクス、これが日本をどんどん弱体化させたのは間違いありません。
移動の機会の減少は、それまでの人間関係を変え、ちがう自分になる可能性を奪う。
若者たちよ、内向きにならず、恐れずに、
なんとかなる!っていう勢いで、
閉鎖的でいつまでも変われない変わろうとしない日本から飛び出そうよ‼