このところ、親が自分の子供に手をかけて殺してしまったり、ネグレクトの
ような監禁をして死なせてしまったりと、信じられない事件が起きています。
この題名はですね、昔、図書館で借りた本に、女性の精神科医の方が書いた著書にそうあったのです。
その方は実に力強くそう書かれていました。
私には俄かに信じがたく、その文章の後を読む気になれませんでした。
というのも、ここで正直に言いますが、私は実の母親が大の苦手でした。
重箱の隅をつつくように、事あるごとに文句を言うことが多く、とても手厳しい人でした。
友達の母親は、どちらかというと子供とフレンドリーな関係にあり、とても
羨ましかったです。
実母は亡くなりましたが、今思っても感謝はしておりますが苦手な親です。
存命中はとても重い存在でした。兄弟がいないため、苦手な親と離れることさえできませんでした。
そんな私ですから、生まれるときに親を選んで生まれてくるなんて、
どうにも信じられません。
親に殺される子供はなおさらです。
子供自ら親を選べるなら、そんな悲劇が起きるわけがないじゃないですか。
親によって殺されてしまった子供は、一番信じている大人に拒絶され、
虐げられ、暴力を振るわれたりして、周辺の大人たちからも救われることなく、
絶望のうちになくなったのでしょうね。
私は、3年ほど子供ができず、2年近く不妊治療を行っておりました。
だから、自分の子供は間違いなく宝物です。
子供を蔑ろにできるわけがない。
不妊治療を行っている方にしてみたら、子供を手にかけ死なせてしまう親を憎むでしょうね。
自分の子供を野犬や野良犬のようにしか扱えないような人間が、子供を産むこと自体が誤りであり、不幸を招いている。
子供を容易く妊娠し、特に望んでいたわけでもなく、人としての良心が備わっていないと、こういう悲劇が起きてしまうものなのでしょうか。